鹿児島県で気をつけたい災害と暮らしの注意点
鹿児島県では、台風の多さ、桜島の降灰、マダニによる感染症、熱中症に注意が必要です。公式データをもとに説明します。
気をつけたいこと
台風の頻度・強度
都道府県別の台風の上陸数では、鹿児島県が最も多く、これまでに50回上陸しています。危ないのは夏から秋、特に7〜10月です。台風が来る前に、水や食べ物を準備してください。停電や断水にも備えてください。離島では、船や飛行機が止まることも考えておいてください。
今すぐできる対策
- シーズン入り前(6月頃まで)に、雨どい掃除・屋根や外壁の点検・飛散しやすい物の固定場所の確認を済ませておく。
- 停電・断水の長期化を想定し、モバイルバッテリー、飲料水(1人1日3リットル×3日分目安)、簡易トイレなどを備蓄する。
- 離島部(種子島・屋久島・奄美群島等)では、フェリー・飛行機の欠航が数日に及ぶことがあるため、食料・日用品の備蓄をやや多めに見積もる。
- 台風情報は気象庁の進路予報だけでなく、暴風域に入る確率や特別警報級の可能性にも注目する。
- 停電に備え、非常用電源・懐中電灯・カセットコンロ等の使用方法を家族で確認しておく。
桜島の降灰
桜島は活発な噴火活動が続いています。鹿児島県と鹿児島地方気象台が、降ってくる灰の量を継続的に観測・発表しています。風向きによって、灰が降る地域が変わります。降灰予報を確認してください。灰が多い日は、洗濯物を外に出さないでください。マスクを使うと安心です。
今すぐできる対策
- 鹿児島地方気象台や自治体が発表する降灰予報を日常的にチェックする。
- 洗濯物は降灰予報を見てから外干しの可否を判断する。
- 車のフロントガラス・ワイパーは、降灰時に乾いたまま拭くと傷がつきやすいため、水で流してから拭く。
- 降灰時の外出はマスク着用を心がけ、喘息など呼吸器疾患がある人は特に注意する。
- 観光で訪れる場合も、降灰予報を確認し、屋外イベントの計画は柔軟に見直せるようにしておく。
- 噴火警戒レベルの引き上げ時は、自治体の避難計画(居住地域の警戒区域指定状況)を確認しておく。
マダニ等による感染症(SFTS)
国立健康危機管理研究機構によると、SFTSは、鹿児島県・徳島県・高知県・宮崎県を含む西日本を中心に報告が多い傾向が続いています。草むらに入るときは、長袖・長ズボンを着てください。
熱中症
総務省消防庁によると、令和7年5〜9月に、鹿児島県で熱中症のため救急車で運ばれた人は1,803人でした。こまめに水分を補給し、暑い日は室内でもエアコンを使用してください。
まとめ
鹿児島県では、台風・桜島の降灰・マダニ・熱中症に気をつけてください。
情報源
- 気象庁「台風の統計資料」https://www.data.jma.go.jp/typhoon/statistics/index.html
- 鹿児島地方気象台「火山活動の状況(桜島)」https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/506.html
- 鹿児島県「桜島の降灰に関する情報」https://www.pref.kagoshima.jp/bosai/sonae/sakurajima/index.html
- 国立健康危機管理研究機構「感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要」https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/sfts/index.html
- 総務省消防庁「令和7年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r7/heatstroke_nenpou_r7.pdf