東京都で気をつけたい災害と暮らしの注意点
東京都では、都内全域で熱中症に注意が必要です。加えて、本土から100km以上離れた伊豆諸島・小笠原諸島にお住まいの方・訪れる方は、地震後の津波にも備える必要があります。公式データをもとに説明します。
気をつけたいこと
熱中症
総務省消防庁によると、令和7年5〜9月に、東京都で熱中症のため救急車で運ばれた人は9,315人でした。東京消防庁も、都内の熱中症搬送が過去最多を更新したと発表しています。危ないのは6〜9月、特に7〜8月です。多くの場合、家の中で熱中症になっています。こまめに水分を補給し、屋内でもエアコンを使用してください。高齢者や乳幼児は特に注意が必要です。
今すぐできる対策
- 高齢者と同居・近居している場合は、エアコンの使用をためらわないよう声をかける。「もったいない」という気持ちより命が大事、という発想の転換を促す。
- 室温・湿度計を置き、エアコンは我慢せず使う。夜間も室温が下がらない日は就寝時もつけたままにする。
- のどが渇く前に水分・塩分を補給する。
- 屋外での作業・運動は、環境省の熱中症警戒アラート(WBGT情報)を確認してから予定を立てる。
- 意識がもうろうとする、汗が止まる、体温が高いといった症状があれば、ためらわず救急要請する。
伊豆諸島・小笠原諸島の津波(該当地域限定)
以下は、23区・多摩地域など東京都本土にお住まいの方には直接関係のない情報です。伊豆諸島・小笠原諸島にお住まいの方、訪れる予定のある方のみご確認ください。
内閣府の南海トラフ巨大地震の想定によると、東京都(島の地域)は、津波の高さ1メートルが20分以内に来ると想定される地域の一つです。本州部分とは、リスクの種類がまったく異なります。地震はいつ起こるか分かりません。強い地震を感じたら、すぐに高い場所へ逃げてください。島では本土からの支援が届きにくいため、避難路を前もって確認しておいてください。
今すぐできる対策
- 島内にお住まいの方は、20分という時間を目安に、自宅・職場から高台までの避難経路を確認しておく。
- 登山客・観光客も多いエリアのため、宿泊施設・港湾施設に避難場所の案内表示を整備する。
- 揺れを感じたら警報を待たず、直ちに高台へ避難する。
- 本土からの支援に時間がかかることを想定し、より多め(1週間分程度)の水・食料備蓄を心がける。
- 定期船・空路が使えなくなる可能性を踏まえ、島内での避難生活に必要な物資(燃料・医薬品等)も確保しておく。
まとめ
東京都にお住まいの多くの方は、まず熱中症対策を優先してください。伊豆諸島・小笠原諸島にお住まいの方、訪れる方は、津波への備えも忘れずに。
情報源
- 内閣府防災「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ」計算結果集(津波到達時間)https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/kento_wg/pdf/jikan.pdf
- 総務省消防庁「令和7年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r7/heatstroke_nenpou_r7.pdf
- 東京消防庁「熱中症に注意」https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/nichijo/heat/toukei.html