岩手県で気をつけたい災害と暮らしの注意点
岩手県では、三陸沿岸の津波、クマの出没、熱中症に注意が必要です。公式データをもとに説明します。
気をつけたいこと
地震のあとの津波
内閣府の想定では、宮古市で津波の高さが30メートルになる可能性があります。2011年の東日本大震災では、地震の26分後に大船渡へ、32分後に宮古・釜石へ津波が来ました。地震はいつ起こるか分かりません。海の近くで強い地震を感じたら、すぐに高い場所へ逃げてください。避難路や高台の場所を、前もって確認しておくと安心です。
今すぐできる対策
- 2011年の実績到達時間(26~32分)を目安に、自宅・職場から避難場所までの所要時間を実際に歩いて確認する。
- 揺れの大きさに関わらず、海沿いにいる場合は警報を待たずに高台への避難を開始する。
- 三陸のリアス式海岸は集落ごとに地形・避難路が大きく異なるため、居住地区専用のハザードマップを確認する。
- 津波避難ビルの位置と、鍵の管理状況を日頃から把握しておく。
- 過去の教訓を伝える震災遺構・伝承施設を訪れ、避難行動の重要性を家族で共有する。
クマの出没
環境省によると、令和6年度にクマによる被害を受けた人は岩手県で40人でした。これは秋田県に次いで全国2位です。東北6県合計では158人にもなります。危ないのは春から秋です。山菜採りや登山のときは、音の出るベルを持ってください。クマを見たら、すぐに離れて、市役所や警察に知らせてください。
今すぐできる対策
- 山菜採り・キノコ採りに出かける際は、単独行動を避け、鈴やラジオなど音の出るものを携行する。
- 登山前には、地元自治体や山岳団体が発信する最新の出没情報を確認する。
- 集落での目撃情報は、自治体の防災無線やメール配信サービスで速やかに共有される仕組みを活用する。
- 通学路沿いに山林がある地域では、集団登校や見守り活動の強化を学校・地域で検討する。
- 生ごみや収穫しない果樹の放置は、クマを人里に誘引する要因になるため注意する。
熱中症
総務省消防庁によると、令和7年5〜9月に、岩手県で熱中症のため救急車で運ばれた人は998人でした。こまめに水分を補給し、暑い日は室内でもエアコンを使用してください。
まとめ
岩手県では、津波・クマ・熱中症に気をつけてください。2011年の経験を忘れず、早めに行動することが大切です。
情報源
- 内閣府防災「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会」(岩手県資料)https://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/model/pdf/iwate.pdf
- 岩手県「東日本大震災津波の記録」https://www2.pref.iwate.jp/~bousai/shiryo/gakusyuu/kirokushi/013_020_01chapter.pdf
- 環境省「クマに関する各種情報・取組」https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/effort12.html
- 総務省消防庁「令和7年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r7/heatstroke_nenpou_r7.pdf